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REDSTONE紅鯖時々水鯖で
活動していたシーフとその兄妹
の日々の落書き日記。
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-さようなら、私の初恋-

詳細はイヅミさんや半井さん(梅丸さん)がそのうちUPしてくれるはず。
蔦葵視点からはまたそのうち。

黄色いチューリップ:イヅミさんの誕生花のうちのひとつ
花言葉:実らぬ恋

梅:名前から
花言葉:独立・忍耐

花言葉・誕生花はたくさんあるので参考までに。


追記に後日談的な小説を乗っけています。よろしければどうぞ。

拍手[6回]


本当は漫画を描きたかったんですが恐ろしく時間がかかるので却下。

ちょっと癖のある文の書き方なので絵が好きだーとか
小説はちょっと・・・´・ω・`という方は速やかにリロードすることをお勧めします´ω`

普段の表現方法が絵のやつが小説書いているので
心もとないです、ごめんなさい。

後、後半ぐだぐだしてます、ごめんなさい。

どんなのでも受け止めてやるぜって方はどうぞ!



Good bye my first love


深夜2時。

葵はブリッジヘッドの実家で修業している兄の部屋の前に立っていた。

 

-なんて言い出そうか。

 

そう、蔦が、イヅミに振られたということを。

 

「葵?」

「つ、蔦お兄ちゃん・・・!」

 

兄妹といえども、言い難いこともある。

何と言おうか扉で迷っていた葵の前に、寝間着姿の蔦が扉から顔を出した。

シーフという職業柄で眠りも浅く、足音探知を常にかけている蔦は葵の気配が分かったのだろう。

 

「おまえ、こんな時間にどうしたんだ?こんな時間に出歩いてちゃ・・・」

 

ふと蔦が気付く、葵の眼が潤んでいることに。

 

「あ、あのね、葵ね、イヅミさんたちの所に行っていてね、そ、それでね・・・」

 

葵の様子から、蔦は気付いてしまう。

その時が、来てしまったのだということを。

 

「言わなくていい」

 

蔦が葵の頭に手をのせて言った。

 

「え?」

「・・・分かってる、分かってるから。

ごめんな、辛い思いさせて。

 

・・・遅いからもう寝ろよ、葵」
「あ・・・うん」

 

困ったような笑顔で心配をかけないようにとする蔦に、葵はそれ以上声をかけることができなかった。

失恋したのは葵も一緒。蔦の気持ちが痛いほど分かった。

 

「・・・おやすみ、お兄ちゃん」

 

 

 

葵の足音が去ってから、蔦は笑顔を崩した。そして、唇を噛みしめる。

 

-分かっていた、遅かれ早かれこうなることは。

 

ベッドに座り、思いを巡らす。

 

自分が彼女の恋人だったこと。

でも彼女は顔には出さないようにしていたけれど、いつも年齢の差を気にしていた。

自分は19歳。彼女は32歳。

好きになることには年齢は関係ない。好きだという感情は、年齢なんかに左右されるものではない。
そう思っていた自分は、やっぱり子供だったんだろうか。

彼女は、梅丸を選んだのだから。

 

周囲から見ても、自分では彼女には不釣り合いだっただろう。

自分がもっと大人だったら、自分がこんな時期じゃなければ。

彼女には、傍にいてくれる男性が必要だったのに。

 

ふと、半年ほど前に彼女からもらったタートクラフトの婚約指輪を自分の薬指にはめているのに気がつく。
そして、蔦も彼女にはタートを贈っている。

 

「・・・もう、俺がするものじゃないか・・・」

 

破壊しよう、と指輪に手をかける。

が、手が震えて力が籠らない。

 

破壊、できるはずがない。

 

指輪を持つ手に、水滴が落ちる。

それが涙だと気がつくまでにしばらくかかった。

 

「好き、だった・・・

 貴女のこと、誰よりも、好きだった・・・」

 

大切なものを極力増やさないように、相手を失う辛さを知らないように。
そういう風に生きてきた。生きなければいけなかった。

そんな思いを覆すほど、彼女は蔦にとって大切な人だった。

 

月明かりの深夜、蔦は静かに涙を流し続けた。

 

 

 

翌日

 

「・・・おはよう」

「おはよー」

 

蔦と葵が自分の部屋から下の両親がいるリビングに起き出した。

 

「おはよう・・・ってあら、葵来てたの?

 葵は古都にいるんだと思ってたのに」

「いろいろあってねー」

 

そう声をかけたのは兄妹の母親、元女ウィザードのロゼッタだ。
今は引退しているが、昔はかなりの実力があったらしい。嫁入りの身なので、植物の名前ではない。

 

「おはよう。兄妹そろってなんだかしけた面してんなぁ」

「余計な御世話だ」

 

こちらは父親の竜胆(リンドウ)、元シーフで今は蔦の修業を見ている。

 

「葵、朝食が終わったら母さんと話さない?」

「え?うん、いいよー」

 

「蔦、お前、今日修業無しな」

「はぁ?何でだよ」

 

何かしていないと彼女への思いがあふれかえりそうだ、というのが蔦の心境だ。

 

「お前、そんなんじゃ身が入んねぇだろ。

 心ここにあらずだぞ」

「・・・・・・」

 

 

 

朝食の後、蔦と葵はそのままリビングで両親と話すことになったらしい。

 

「ねぇ蔦、葵、失恋、かしら?」

「え」

 

母の思わぬ言葉に、蔦と葵は一瞬固まった。

 

「ふふ、当たりね。

 私に振られた時の竜さんにそっくりだったから」

「そうかぁ?」

「ええ、お父さんお母さんに振られてたの!?」

 

いままで、両親の馴れ初めの話など聞いたことはない。初めて聞く話に、葵は驚きを見せた。

 

「そうよ、蔦や葵の相手のことは母さん分からないけど、

私は竜さんより5歳年上で、レベルも竜さんよりすごく高かったの。

女の子にとっては年齢って結構大切よね。

年下で、しかも弱い冒険家なんかと結婚なんかするもんかって思ってた」

「うわ、ロゼお前そんな風に思ってたのかよ」
「実際そうだったじゃないの」

 

ああ、やはり年齢は気にするものなのか。蔦はそう思った。

 

「でも竜お父さんとロゼ母さんは結婚してるよね」

「そうなの、竜お父さんは振られた後も好きだ、って言ってて。

 いつの間にか、レベルも私よりも高くなってた。

 最後は押し切られる形で結婚しちゃったんだけどね」

 

相手が自分だけを見てくれたら、どんなに良かっただろうか。

でも、葵は相手を振り向かせることもできずに、この恋は終わってしまった。

 

「ねぇ、葵。葵は、やれることはやったんでしょ?

 葵はそんな子だものね」

「・・・うん。

 葵、頑張ったよ。」

「葵みたいにいい子を失恋させちゃうなんてもったいないわ。

 でも葵には葵のことをちゃんと分かってくれる人がきっといると思うの。
 だってこんなに可愛いんだもの」

 

「蔦、お前は、まだまだ若いよ」

「・・・分かってる」

「お前も葵も一途だから、そうそう簡単には忘れることはできないだろうが。

 前向いて歩けよな」

「・・・ああ」

 

兄妹二人の表情はまだどことなく切なそうだが、ほんの少し軽くなったようだ。

 

「さ、お前ら、今日ぐらいはゆっくり休めよ。

 でも蔦は明日の修業2倍な」

「蔦、葵、泣きたい時はいつでも泣いていいんだからね」

 

「・・・ありがとう」

 

 

 

そう、簡単には忘れることができない想いがある。

きっと時間がかかるけれど、貴方への想いは心の奥底にしまっていよう。

 

貴方が選んだその人を、私は応援する。

貴方が幸せでいることが、私の一番の幸せだから。

 

-今でも貴方が大好きです。 

 

 

さようなら、私の初恋。



ごめんなさいごめんなさい><
つたない文章ここまで読んでくださってありがとうございます。
貴重な時間をつぶしてしまった感が否めないですね

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蔦(つた)
性別:
女性
趣味:
ゲーム、イラストを描く、漫画を読む、読書etc
自己紹介:
オンラインゲーム初心者。
始めたのは2009年の6/9から。
長男のシーフばっかり育てております。
無課金万歳。

紅鯖メイン時々水鯖で活動中。

長男:シーフ 蔦
次男:WIZ 酸
三男:BIS 針
長女:霊術師 葵

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